初夏のアトピーケアのポイント その①
こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
珍しくこんな時間(現在21時43分)に更新です。
ちょびっと作業中です。超極秘任務です。よってその合間に。
そろそろ春も終わりに近づき、梅雨のシーズンに突入ですね。
あー、ムシムシするイヤな時期です。
本日のテーマは「初夏のアトピーケアのポイント その①」です。
春も終わり、これから梅雨から夏へと向かっていきますね。初夏に向けたこれらの季節、
悪化要因のウェイトも、お肌の乾燥から感染症を中心としたものへと変化していく傾向が
見受けられます。
初夏のアトピーケアのポイントについて、スキンケアを中心に考えてみましょう。
~汗~
これからの季節に、もっとも悪化要因となりやすいのが「汗」です。汗には、お肌を「守る」スキンケアの
役割が備わっています。
①汗と皮脂が乳化して皮脂膜を形成する
②ダームジンなど、抗菌物質が「悪玉菌」の細菌叢の形成を防ぐ
これらは、アトピー性皮膚炎の方にも大切な役割なのですが、やっかいなことに汗には、アトピー性皮膚炎を
悪化させる要因も含んでいます。広島大学の研究で、汗をかいたときに痒みなどのアレルギー反応を
引き起こすのは、カビ(マラセチア真菌群など)由来のタンパク質が汗によって皮膚に溶け込むことが原因で
あることが解明されています。
実際、汗をかくと「痒み」を感じ始める方は多いのではないかと思います。
これは、このマラセチア真菌群が作り出すタンパク質に対してかぶれることで、炎症が生じることが原因と
考えられえいます。
このように、汗はアトピー性皮膚炎にとって「プラス」と「マイナス」の両面の要因となり得るわけですが、
できるだけ「プラス」の要因を得て、「マイナス」の要因は排除できるようにしたいですね。
そこで、大切になるのが、
①汗はしっかりかく
②かいた汗は、手早く拭き取る
という対処です。
汗で痒みが生じる経験があると、どうしても「汗をかかない」生活を心がけたくなりますよね。
しかし、氣温が上昇すれば、必然的に汗は「かくもの」です。それを抑えるためには、冷房など、代謝を
下げたり冷えの要因を作りだす環境の中に身を置かなければなりません。
アトピー性皮膚炎の「痒み」に関わる「免疫機能」としての部分は、身体のバランスが大きく関わっています。
免疫機能に強い影響を 与えているのは、自律神経と内分泌機能ですから、身体のバランスを乱すような
生活環境は、アトピー性皮膚炎の「痒み」を誘発しやすい要因と言えます。また、汗をかかなければ、自らの身体で
「スキンケア」を十分に行うこともままなりません。
アトピー性皮膚炎を引き起こす原因の一つは、皮膚のバリア機能の低下(細菌叢の異常状態や乾燥などから)に
ありますので、「汗をかかない=スキンケアが十分にできない=皮膚のバリア機能を高めることができない」
ということに繋がってきます。
したがって、汗をかかない生活は、アトピー性皮膚炎を自ら「治していく」ことが難しい生活とも言えます。
もちろん、かいた汗にかぶれて、痒みが生じることは良くありません。しかし、「汗をかかない生活」を
目指すことは、アトピー性皮膚炎の解決から遠ざかっていくことになることを忘れないようにしてくださいね。
京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院では、
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