体内時計の調整でかゆみを軽減する
こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
昨日に梅雨も明けて、今日から本格的な夏が始まりました。
無事に祇園祭の山鉾巡行も終わり、あとは、ムシムシする
暑い夏がどこかに飛んで行ってくれれば、文句はないんでけどね(笑)
本日のテーマは「体内時計の調整でかゆみを軽減する」です。
~決まった時間に症状が出るのはなぜ?~
毎日寝る前になるとかゆみが増して眠れなくなる、朝方はいつも皮膚が
乾燥して症状が出やすい、などなど。一日のある時間帯になると決まって
アトピー性皮膚炎の症状が出やすいという方は多いのではないでしょうか?
症状が悪化しやすい時間帯には個人差があります。それでも、夜や朝、
あるいはお風呂後など、多くの方が似たような時間帯に症状の悪化を
経験する傾向があります。
その理由は色々考えられます。例えば、夜に悪化しやすい方は、日中の
緊張した時間から解放されて「ホッと」して副交感神経優位位の状態が、
かゆみを増長しているかもしれません。
朝になるとかゆくなりやすい方は、布団のダニや前夜の保湿不足が問題に
なっているかもしれません。アトピーだけでなく、花粉症や喘息などの
アレルギー疾患にも特定の時間帯に症状が現れやすい傾向があります。
花粉症の場合は、朝方にくしゃみや鼻水、鼻詰まりなどの症状が出やすく、
モーニングアタックと呼ばれています。決まった時間帯にアトピーや花粉症、
喘息などのアレルギー症状が出やすいのはなぜなのでしょう?
~体内時計が症状悪化に関与している~
「体内時計」という言葉を聞いた事がある方は多いかと思います。体内時計とは、
人体のあらゆる細胞に備わっており、一日(約24時間)周期のリズムを刻んでいます。
私たちが夜になると眠くなり朝目覚めて日中活動的になるのは、体内時計のリズムに
従っているからなんです。成長ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの内分泌や自律神経の調整も、
体内時計による生体リズムが大きく関係しています。体内時計は「時計遺伝子」と呼ばれる、
遺伝子の働きによって時刻を刻んでいます。時計遺伝子は脳や臓器、筋肉など体内の細胞に
存在しています。細胞はそれぞれ役割が違うので、特定の細胞の作業工程に見合った別々の
タイミングで時を刻みます。
例えば、成長ホルモンは入眠して1~2時間後の深い眠りに入った頃に、副腎皮質ホルモンは
明け方近くに分泌されます。様々な部位の時計遺伝子が正常に働き体全体でうまく
かみ合うことで、健康が維持されていきます。アレルギーを引き起こす免疫細胞にも時計遺伝子が
備わっており、かゆみや炎症の原因となるっ物質の放出も、体内時計の時刻に応じて増えたり
減ったりします。朝や夜にアレルギー症状が悪化しやすいのは、免疫細胞の時計遺伝子が
関与していたからなんですねぇ。
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