プロアクティブ療法は、再発を防ぐ最適な方法?その②
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
京都の今日の夜は「五山の送り火」です。
お盆に家に帰ってきていたご先祖様が帰られるのを見送る日です。
となると、お盆の時期にお墓参りに行くとご先祖さまのお墓は
留守中となりますよねぇ。
あまり細かいことは氣にせんでもええのかもしれませんけどねぇ(笑)
本日のテーマは「プロアクティブ療法は、再発を防ぐ最適な方法?その②」です。
それでは前回の続きです。
基本的に、初発のアトピー性皮膚炎は「軽症」であることがほとんどです。
アトピー性皮膚炎患者さん(罹患した経験者を含む)は、日本では800万人程度と推計されていて、
その中で、反復継続した治療を必要とする中程度以上の患者さんは1割程度と考えられているとされています。
つまり、そのほとんどは、ステロイド剤の治療で「完治」した状態まで持っていけます。
メリットゾーン内で済んでいる、と言ってもいいと思います。
問題は、中程度以上の1割の患者さんです。
すでにメリットゾーンを越えてしまっていることが多く、アトピー性皮膚炎の原因も
悪化要因も、アレルギーだけでなく皮膚の機能的な部分が主に関わっている状況です。
したがって、皮膚のバリア機能を「落とす」要因はいずれもアトピー性皮膚炎の症状の
悪化につながりやすいです。
こうした方にプロアクティブ療法を行うということは、確かに「掻き壊し」という
バリア機能を落とす要因は防ぐことができます。
ただ、実際には、皮膚機能と免疫機能の状況は、プロアクティブ療法を行っているつもりが、
リアクティブ療法の延長線上に過ぎなかった、というケースが多いように感じます。
九州大学がプロアクティブ療法について説明しているホームページを見てみると、
「プロアクティブ治療中にも再発はあります」と書かれていますが、全てではないにしろ、
その再発した患者さんの状況を細かく調べれば、実は、症状が再燃しやすい状態でも
寛解状態と判断していたケースが見えてくると考えられます。
具体的に言えば、皮膚の細菌叢を調べれば、続けていたステロイド剤の治療が
プロアクティブ療法だったのか、リアクティブ療法だったのかがわかるはずです。
もし、黄色ブドウ球菌やコリネバクテリウムボービス菌などの異常な細菌叢が
見られていた場合には、体内のIgEはデルタ毒素などで増強されやすい環境が
続いていたわけで、「炎症予備軍が待機」していた状況と言えます。
この何かをきっかけに炎症が再燃しやすい状況にあった場合、これを寛解状況というのは
少々、無理があるように思います。
次回へ続きます…
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