12月に行いたいアトピーケアについて~入浴~その①」
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
世間では小学校、中学校は今日までですね。
ということは明日から「冬休み」と言われるやつですね。
週末にはクリスマス、その1週間後には年末と、これから
気忙しくなる方が多くなるのかなぁって思います。
まぁ、僕はただ単に「12月」から「1月」になるだけなんですけどね(笑)
本日のテーマは「12月に行いたいアトピーケアについて~入浴~その①」です。
アトピー性皮膚炎の方に必要な「入浴」の目的は、主に「冷えの解消」と「適切に汗をかく」の
二つになります。
そして、この「冷えの解消」と「適切な汗をかく」という二つの項目を同時に成り立たせるためには、
一般的に行われている入浴とは異なる「方法」が必要です。では、その「方法」が何かといいますと、
「ぬるめの温度での入浴」と「一定時間の入浴」の二つです。
入浴温度は、これまでもこのブログで取り上げていますが、38~39℃のぬるめの温度が
アトピー性皮膚炎の方にとって適切な入浴温度になります。一般的な入浴温度は全国調査で41℃という
結果が出ています。41℃での入浴では、冷えの解消につながらず、不適切な汗をかくことになってしまいます。
冷えとは、身体の熱を運ぶ「血流」が悪い状態を指しているのですが、41℃の熱は体にとって大きな負担に
なりますので、皮膚表面は受けた熱を即放出しようと赤くなり、体内の深部では熱を伝えないように血流を
悪くさせてしまいます。つまり41℃以上の温度は、身体にとって「高温」であり、リスクを伴っている温度である、
ということになります。
したがって、高い温度に入浴すると息が苦しくなったりするのも、体がこれ以上の熱を受けないように、
自覚症状として「苦しい」という状態を生み出しているのです。また、こうした「高い熱」を体が受けると、
当然、それを放出する必要が生じますが、人が体温調節でで行うもっとも即時的な方法が「汗をかくこと」です。
高い温度で入浴した際にでる汗とは、「気化熱により熱を放散させるための汗」のため、お肌そのものは
乾燥しやすい状態に陥ってしまいます。それと比較して、ぬるめの温度で「ジワッ」とかく汗は、耐熱の放散を
強く求められておらず、皮脂を伴った汗となり、皮膚表面で皮脂膜を形成、自分の体でスキンケアを行う
役割を担ってくれます。
同時に、角質層にい一定の水分をもたらしてくれます。この「ジワッ」とした汗をかくためには、高すぎない
熱をゆっくり伝えることが必要と言われています。体に熱を伝える血流は、心臓から出て戻ってくるまでに
1周約5分ほどかかります。冷えの解消に常げる為には、緩やかな熱の伝達を加味して考えますと、
アトピー性皮膚炎の方に求められる「汗をかく」、「冷えを解消する」、この2点を実現するために必要な
入浴時間は約20~30分と考えてください。
京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院では、
などを得意としています。
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