4月のアトピー対策について Part2
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
昨日はアトピー対策で「汗対策」についてお話ししました。
ここでも何度か汗の話題はさせて頂いていますが、汗にも
善し悪しがあります。
という事で本日のテーマは「4月のアトピー対策について Part2」です。
~汗のメリットとデメリット~
汗には、「体温調整」「皮膚の殺菌」「皮脂膜の形成」などの働きがあります。
皮膚は主に「デフェンシン」「カセリシジン」「ダームシジン」という抗菌ペプチドにより
守られていますが、この中の「ダームシジン」は汗に含まれる抗菌ペプチドです。
つまり汗をしっかりかくことで皮膚にとって有害な細菌叢が形成されないように守る
働きがあるわけです。
同時に、角質層の水分蒸散を防ぎ、健全なバリア機能を形成するために必要な
「皮脂膜」は、汗と皮脂が乳化して作られます。
「汗はかかない」=「皮脂膜の形成が弱い」ということになり、自らが行うスキンケアが
十分に行えておらず、バリア機能が低下、異常な細菌叢を作るきっかけにもなります。
これらは、汗のメリット、つまり「汗が必要な理由」ですが、汗には同時にマイナス点も
あります。
皮膚には、さまざまな菌が群生していますが、その中にマラセチア属真菌があり、
この真菌が産生するタンパク質はヒスタミン遊離活性作用を持つため、痒みを
引き起こしやすいことがわかっています。
このタンパク質が汗に溶け込むことで、皮膚から体内に侵入、炎症作用(アレルギー反応)を
もたらし、痒みが生じます。
汗には、このようにアトピー性皮膚炎に対して、メリットとデメリットの両面があることを
理解しておいてくださいね。
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