皮脂の役割を補う…保湿
こんばんは。さくら鍼灸整骨院の木藤です。
京都は今日からなんか寒くなった気がします。
冬ですからね。昨日が暖かすぎたってのもありますが…。
本日のテーマは「保湿」です。
ちゃん前回までのテーマから続いていますので、
よろしくお願いします。
「保水」によって角質層に十分あ水分を与えてあげても、表皮の働きから
(体温を調節するなど)、角質層からは常に水分が蒸散していきます。
さらに、アトピー性皮膚炎のからは、バリア機能が低下することで、
皮脂を皮膚正面に定着できていない場合が多く、水分の蒸散量が
増加する傾向にあります。
角質層で水分が保持できないのと角質層からの水分蒸散量が多い、という理由が重なるとことで、
一般的にアトピー性皮膚炎の方は乾燥傾向がみられることが多くなるわけですが、
そこで大切になってくるのが「保湿」です。
このように保湿の基本は、皮膚の役割を補うことにあります。そのため「油分」を含んだ
アイテムを選ぶことが必要です。
油分を含んだケアアイテムは、油脂性の成分だけで作られたオイル系のアイテムと、
油分と水分を乳化させたクリーム系のアイテムに大別されます。
水分蒸散量を抑える働きを優先する場合や、バリア機能が著しく低下した肌で
「保護」の働きも同時に行わせたい場合には、オイル系アイテムの方がその働きは
強いです。
クリーム系アイテムは水分補給もある程度行えますので、中程度以下のお肌の状態では
使いやすいアイテムと言えます。
こうした油分を含むアイテムを選ぶ場合に、注意が必要なのは、「油分」がどういったものを
配合しているのか、ということになります。
油分は大別しますと、動物系の油、植物系の油、そして石油から合成して作られた鉱物系の油の
3種類に分けられます。
カバー力だけを考えると一部の例外を除いては、鉱物系>動物系(魚類を含む)>植物系の順に
なりますが、長期使用を考えた場合には、お肌への影響が少ないのは
植物系>動物系>鉱物系と逆になります。
ワセリンなどは、石油から作られた鉱物系油脂の代表格ですが、そのカバー力は抜群で
短期使用におけるお肌への刺激も少ないのが特徴ですが、長期使用してくるとかぶれや
赤みを生じることがあり、また「ワセリン焼け」と呼ばれる「シミ(油焼け)」が生じることが
ありますので、アトピー性皮膚炎の方が長期にわたり「保湿」するアイテムとしては、
あまり向いていません。
動物系アイテムの場合、カバー力はそこそこありますが、油脂の原料の種類(動物の種類)によって、
合う合わないがはっきりするケースが見られます。
植物系アイテムも、かぶれなどが生じて合わない植物もあるのですが、
お肌への刺激がみられるケースは動物系の油脂よりも少なく万人向けの使いやすい油と
いえます。ただし、カバー力が物足りなく感じる場合もあります。
一言で「保湿」といっても、何を使うか、どういうもので(原材料)作られているのかなどアイテムを
購入する際には、本当に合っているのか、合っていないのか、添加物はどうか、
使用目的はなど、しっかり考えてくださいね。
次は保湿アイテムの選び方と使い方です。
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