骨の成り立ちとゆがみ
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
今日は七夕ですね。不思議なもので毎年七夕って言ったら天気が悪いですよね。
今のところはうす曇りです。
さぁ、今年は織姫と彦星は出会えるでしょうかね。
本日のテーマは「骨の成り立ちと歪み」です。
私たち人間の身体の構造は、四足歩行の動物にルーツがあります。その構造を引き継ぎながら
二足歩行へと進化したんですね。この二足歩行への進化こそが、現代の私たちの身体の歪みの
はじまりともいえちゃうんですね。
四足歩行は、立ったまま寝ることができる動物がいるくらい、安定感があります。
一方、二足歩行は片足の着地になるので、不安定であり衝撃度も高いので、余分な動きやストレスが
骨や筋肉にかかっちゃいます。そのため、私たち人間は、自らの身体に負担がかからないように、
色々な構造を持つ骨を手に入れたんですね。
まずは、二足歩行の要である、背骨のS字カーブです。一般的に背骨と呼ばれる脊柱は、
1つの骨ではなく、椎骨という小さい骨が積み木のように連なっています。
頸椎(首の骨)は7個、胸椎(背中付近)は12個、腰椎(腰骨)は5個、そして仙骨と尾骨からなる
5部構成になっています。
これらの椎骨は、真っすぐに積み上げられている訳ではなく、いわゆる「S字カーブ」と呼ばれる湾曲に
なっているんですね。
頸椎はやや前弯、胸椎は後湾、そして腰椎では再び前弯になっています。この脊柱のS字カーブは、
二足歩行である人間が獲得した、最も特徴的な骨の構造と言えるのですが、本来、狩りをして食べ物を
採集するために移動時の衝撃を上手に逃がし、身体を効率的に動かすシステムなんですね。
しかし、身体をあまり動かさず、長時間デスクワークをする多くの現代人にとって、脊柱が歪むようになり、
様々な身体の不調やトラブルが現れるようになったんです。
次に着地の緩和材となる椎間板です。脊柱を作る椎骨と椎骨の間には、円盤状の「椎間板」という軟骨が
挟まっています。椎間板の構造は、中央に髄核というゼラチン状の組織があって、この周りに軟骨組織が
幾重にも取り囲み、弾力性があります。そのため、脊柱への着地の衝撃は緩和され、基本的に骨(椎骨)同士が
ぶつからないようになっています。
次は、骨盤です。骨盤は、身体の中央にあり、お椀の形をしいています。腰椎(脊柱)と大腿骨との間にあり、
上半身と下半身をつなぎ、そのバランスを取る重要な役割があります。また、膀胱や子宮を守る役割もあります。
その構造は、脊柱同様に1つの骨から出来ているのではなく、多くの骨が複雑に組み合わさって形成されています。
左右に羽を広げた形をしている「腸骨」、腸骨の前にある「恥骨」、下部にある「坐骨」があり、3つの骨を
合わせて「寛骨」ともいいます。
これに、脊柱にある「仙骨」、「尾骨」を含めて骨盤といいます。骨盤は、基本的にこれらの骨が固く
組み合わされ、さらに周りの筋肉によって支えられているので、簡単に歪むことはありません。
それでは、なぜ骨盤が歪むことによる体の不調が多いのでしょうか。それは、仙腸関節というわずかに動く関節が、
足を組んだり、片足に偏る重心の置き方などで、前後に傾いたり、左右異なる動きで固定されてしまうため、
骨盤全体の歪みについながりやすいと言われています。
最後は足の裏のアーチである土踏まずです。直に地面に触れる足の裏がフラットな状態では、衝撃が直接身体に
伝わってしまいます。そこで、人類が獲得したのが「土踏まず」です。
土踏まずは、アーチ形なので、地面に触れず、地面から衝撃を逃がすことができます。このアーチ構造は、
踵の骨(踵骨)から親指側の中足骨と小指側の中足骨に向かって走る2本の縦アーチと、親指の付け根から
小指の付け根の間を結ぶ横アーチがつながっています。
このテントのようなアーチ構造があることで、全体重がかかっても下から衝撃を受け止めることができるんですね。
京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院では、
「体の軸」「体幹」が受けたその場で変わる!
驚異の身体能力向上メソッド『アクシスメソッド』
などを得意としています。
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