花粉と食べ物のアレルギーとの不思議な関係 その②
こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
ここ数ヵ月、週の半分くらいの確率で、朝に院の前に煙草の煙草の吸殻がポイ捨てしてあります。
あまり吸っている人を見ない銘柄の煙草なんできっと同一人物。
煙草は敷いての否定も肯定もしませんが、ポイ捨てするなや!!ってこついてやりたいです(笑)
本日のテーマは「花粉と食べ物のアレルギーとの不思議な関係 その②」です。
~白樺と大豆は似ている?~
シラカンバ(白樺)の花粉に含まれる抗原(アレルゲンタンパク)Bet v1と
大豆に含まれる抗原Gly m4の立体構造は形が似通っています。
形が似ているのにはちゃんと理由があって、Bet v1とGly m4は共にPR-10という
たんぱく質の仲間なんですね。
PR-10タンパクとは、植物の種を超えて広く分布していて、植物の生体防御に関与しています。
同じような働きを持つタンパク質同士ということで、その構造(アミノ酸配列)が似ているんですね。
このBet v1とGly m4のアミノ酸配列ですが、一致率は52%です。52%と聞くと
あまり高くない数字に思えますが、アミノ酸配列の類似性を判定する際の閾値は50%程度なので、
結構似ていると捉えても問題はないです。
~豆乳アレルギーの原因は花粉症…~
では、タンパク質の構造が似ていると何が起こるのでしょうか?困ったことに、形が似たタンパク質が
体内に入ってくると、人体がうまく区別できないことがあります。
身体への侵入物のアミノ酸配列が似ていると、免疫抗体の判別力が鈍ってしまうんですね。
シラカンバの花粉症患者さんは、花粉に含まれるBet v1タンパクにアレルギー反応を示します。
Bet v1が体内に入ろうとすると、くしゃみや鼻水を出して追い出そうと働きます。
ところが、豆乳に含まれるGLY m4タンパクが体内に入ってきたときも、形が似ているBET v1と
一緒に追い出そうとすることがあります。
これが、大豆アレルギーでもないのに、豆乳でアレルギー反応が起きてしまう理由となります。
豆乳に含まれるGly m4をBet v1と間違えてしまった結果、喉の痛みやかゆみなどの症状が
出てしまうってわけです。
食品中に花粉アレルゲンと同じ仲間のタンパク質が存在する場合に、このたんぱく質成分が
花粉アレルゲンの抗体と結合してアレルギー症状を引き起こす現象を、専門用語では
「交差反応」と言います。交差反応はPR-10タンパクを持つカバノキ科植物と、
似たようなタンパク質を持つ、バラ科、マメ科、せり科の果物野菜の間で起こりやすいことが
わかっています。
まだまだ続きます…。
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