喫煙により高まるアトピー発症のリスク~出生前後の喫煙曝露をより詳しく調査する~
こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
最近、分子栄養学の勉強って程ではないですが、ちょびっと本を読んでいますけど、
そこから派生して、いまホリスティック栄養学に興味ありやったりします。
プレップスクールに行くか行くまいか非常に迷っております(笑)
本日のテーマは「喫煙により高まるアトピー発症のリスク~出生前後の喫煙曝露をより詳しく調査する~」です。
愛媛大学が主導する共同研究チームによる「九州・沖縄母子保健研究」は、九州・沖縄地区の妊婦さん
1757名が参加した大規模な疫学研究です。
妊娠中・出生時・4ヵ月時、1歳時、2歳時と長期間に渡る調査を行い、
2歳時には「過去1年の間にアトピー性皮膚炎の症状が出たことがあるか?」
「2歳までに医師によるアトピー性皮膚炎の診断を受けたことがあるか?」を追跡調査をして1354組の
母子が解析対象者となりました。
一般的に、妊娠中に喫煙する母親は出産後も喫煙を続けるケースが多いです。そのため、出生前後の喫煙曝露が
子のアトピー性皮膚炎に与える影響を、出生前・出生後に分けて解析することは困難でした。
しかし今回の研究では、妊娠中から母親と生まれた子を追跡調査したことで、出生前後の喫煙曝露の状況を
細かくグループ分けして調べることに成功しました。
研究対象は以下の4つのグループに分類されました。
・出生前後の喫煙曝露
【グループ1】母親を始め同居家族に喫煙者がいないため、出生前後の喫煙曝露が全くないグループ
【グループ2】妊娠中のみ母親が喫煙して出生後の受動喫煙がないグループ。
妊娠、出産を機に母親が喫煙したということ。
【グループ3】妊娠中の母親の喫煙はなく出生後に家族の喫煙による受動喫煙があったグループ
【グループ4】出生前後の両方において喫煙曝露があったグループ
~アトピー性皮膚炎発症の2つの基準~
上記のグループにおいて、どれだけの子がアトピー性皮膚炎を発症したかを比べることで、喫煙と
アトピー性皮膚炎の関係が見えてくるはずです。
そのために研究グループは、アトピー性皮膚炎発症の基準を2通り設定しました。
一つ目の基準はISAACによる疫学診断基準です。ISAACは質問票をベースとした大規模な成果的調査による
診断基準、医師による診断よりも高い値が出る傾向があります。しかしながら、国際的な診断基準になっているので
他国との比較がしやすく、疫学研究で用いられることが多い基準です。
そしてもう1つの基準は、医師による診断です。生まれてから2歳までのあいだに医師からアトピー性皮膚炎の
診断を受けたことがあるかどうかが調査されました。
ちょっと長くなりそうなので、続きは次回ってことで…
京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院では、
プロスポーツ選手やオリンピック選手も認めた驚異の身体能力向上メソッド『アクシスメソッド』
などを得意としています。
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