鍼治療の自律神経の調整と抗ストレス作用、鎮痛作用
こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院【併設:さくら整体院、心癒庵(ここゆあん)】 木藤です。
少しお久しぶりですね。
あれもこれもとやっていたら、ブログの更新を…
忘れていません(`・∀・´)エッヘン!!
ただ、心の余裕がなかっただけです(笑)
当院では産後のお母さんが多くご来院いただいています。
本当にありがとうございます。
で、今日は、「当院って実は鍼灸もやってるんです」ってなご案内です。
屋号名に「鍼灸」って付いているので、当然といえば当然なのですが。
案外と知られていない当院の鍼灸。
ちょびっと寂しい鍼灸くん(笑)
と言うことで、今日から数回は鍼灸についてちょびっとだけ触れてみようかなと
思います。
今日は「鍼治療の自律神経の調整と抗ストレス作用、鎮痛作用」についてです。
鍼の施術では、鍼を当然、皮膚から刺して入れて、その下にある筋肉の層まで
刺し込んでいきます。
こうした鍼治療の手順は皮膚と筋肉内の求心性(末梢から中枢へ向かう)の感覚神経を
刺激しているものと考えられます。
感覚刺激に反応する脊髄から中枢神経に向かう経路は、主に「脊髄視床路」と
呼ばれるところを通り、視床に伝達されて、さらに大脳の知覚中枢に送られます。
それに加えて「脊髄視床路」は「延髄」「中脳水道周囲灰白質」「視床下部」などにも
分枝を投射して、これらと連絡しています。
このような神経経路をベースとして、鍼治療の自律神経調節・抗ストレス作用、
鎮痛作用を考えていきます。
~鍼治療の自律神経調節作用~
延髄にある細胞群「弧束核」は、循環器系、呼吸器系、胃腸系から送られてくる
求心性内臓情報を中枢に伝える「中継点」の働きをしています。
最近の研究では皮膚からの知覚を受け取りを中継していることもわかってきました。
「弧束核」は、内臓機能の調節に大きな役割を果たしている迷走神経(副交感神経の別名)の
起源である「迷走神経背側核」に隣接していて、一方では、脳幹にあり交感神経の起源である
「延髄吻側腹外側野」にも投射して繋がっています。
この弧束核が鍼刺激によってひとたび興奮すると、延髄にある「迷走神経背側核」、
「延髄吻側腹外側野」の両方に、もしくはどちらか一方が活性化して、自律神経機能が
変化を受けます。
これが自律神経調整の働きに繋がっていると考えられています。
~鍼治療の抗ストレス作用~
動物実験の結果は、ストレスのもたらす様々な生理反応を鍼刺激が変化させることを
教えてくれています。
ラットや犬にストレスを与えますと、交感神経の活動が増加して、反対に
副交感神経の活動は低下します。
例えばラットの身体を拘束してストレスを与えると、胃の運動は低下し、反対に
大腸の運動が増加します。
このとき足の三里に鍼の刺激をすると、低下した胃の運動や増加した大腸の運動が
正常に戻ります。
犬に大音量の雑音を聞かせるストレスを与えますと、胃の空腹期の収縮運動が
完全に停止しますが、これも足の三里に鍼の刺激をすると音響によるストレス障害が
なくなり、収縮運動が回復します。
足の三里に鍼刺激をすることで、ラットの場合も犬の場合も、高まっていた交感神経の
活動が低下し、低下していた副交感神経の活動が高まります。
これは、鍼刺激が副交感神経を興奮させ、ストレスにさらされていても交感神経の緊張を
抑制して、損なわれていた胃腸運動を回復させることを示しています。
「視床下部」から放出されるオキシトシンは、「副腎皮質刺激ホルモン放出因子:CRF」の
発現を阻止することで抗ストレス効果を発揮します。
鍼治療の抗ストレス効果は、鍼が視床下部を刺激して、オキシトシンの発現が促されて、
それによって調整されるものと考えられます。
慢性ストレス負荷後の鍼治療では、視床下部でオキシトシン細胞が増えて、CRF細胞が
減るのが研究により確認されています。
その結果、慢性ストレスにさらされても、内臓の機能異常が見られななります。
また、「強い不安感」「ストレスがうまく処理されない」「人とうまく付き合えない」などの
特徴がある「外傷後ストレス障害」ですが、最近の臨床試験の結果によりますと、
こうした「外傷後ストレス障害」を患った患者さんの治療にも、鍼治療が有効であると
報告がされています。
~足三里にみられる鎮静効果~
痛みを和らげる効果(鎮痛効果)には、オピオイドを放出する神経細胞の働きが重要と
なります。
脊髄から脳へ伝えられる「痛み」の情報は、延髄のレベルで「中脳水道周囲灰白質」から
放出されているオピオイド神経によって抑制を受けます。
これを「オピオイドの下降性抑制」と呼ばれています。
鍼治療による鎮静効果は、鍼の刺激を受けて起こる内因性のオピオイドによって
調整されたいることが以前から確認されています。
直腸の進展による激しい痛みが、足三里への電氣鍼治療で減弱することは犬の実験でも
確認がされていますが、オピオイド受容体の働きを抑える「ナロキソン」を実験の
前に予め投与しておくと、電氣鍼の鎮痛効果が消失します。
この事は、足三里への電氣鍼治療で内臓痛が減弱するのは、中枢のオピオイド神経が
働くと言うことを意味しています。
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