こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。

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世間では明日から3連休ですね。

いや、ほんと連休多いですよ(笑)

台風も来ていることですので、どこかに行く予定を

されている方は、お氣をつけくださいね。

 

本日のテーマは「プロアクティブ治療とは?」」です。

前回は「プロアクティブ治療」と「リアクティブ治療」の違いをざっくりと

お話ししました。

 

では、まずは、プロアクティブ治療なんぞや?ってことですよね。

 

最近の、日本皮膚科学会ガイドライン「アトピー性皮膚炎ガイドライン2016」に

記載されていますので、その内容について少し触れていきたいと思います。

 

「第一章」の「Ⅳ、治療」「3.薬物療法」「(1)抗炎症外用薬」の

項目内にある「c.プロアクティブ療法」についての記述です。

上記の内容は「アトピー性皮膚炎ガイドライン2016」にリンクを飛ばしているので

リンク先のPDFの11ページをご参照ください。

 

決して内容を書くのが面倒くさいって訳ではありあせんよ(笑)

ここで書くと非常に長くなるので、敢えて割愛します。

 

で、ここに記述されている内容ってのは、簡単に申しますと、症状が軽減した後でも、

ステロイド剤やプロトピック軟膏を少しずつの間隔を空けながら塗り続けましょう♬

っていう方法です。

 

病院側(ドクター側)が何としてでも患者さんを手放さないぞって言う意思表示です。

 

九州大学のホームページ内にある「改訂版 アトピー性皮膚炎についていっしょに考えましょう

の「医師の視点で考えるアトピー性皮膚炎」の項目内にある「アトピー性皮膚炎における

プロアクティブ治療」では、より具体的な方法が書かれています。

 

◎症状が軽減した後も、外用の頻度を減らしながら治療を継続します

 

プロアクティブ治療で大事なことは、それまで炎症があったすべての部位、つまり症状が

なくなった部位にも塗るのが鉄則です。

 

使用量ですが、発疹は軽快しているわけですのでフィンガーチップユニット1/2量

1/3量で大丈夫です。

※フィンガーチップユニット:軟膏の場合、FTUは大人の人差し指の一番先から

第1関節に乗る量で、約0.5gに相当します(チューブの穴の直径が5mm程度の場合)。

これを1FTUと呼び、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗ることができます(体表面積の約2%)。

ローションの場合は、1円玉大が1FTUとなります。

FTUを目安に、自己判断で増減せずに常に医師に指示された量を塗るようにしてください。

 

ですから、プロアクティブ治療では1回10~7グラムで全身を覆うようにします。

 

あらかじめ保湿剤を全身に塗っておくと、少ない量で全身に伸ばすことができます。

このやり方で、隔日外用週2回外用週一回外用と減らしていきます。

 

ステロイド外用薬を塗らない日はタクロリムス軟膏保湿剤を塗るという方法も

効果的です。

 

タクロリムス軟膏がひりひりしたりほてったりする場合は、保湿剤だけの外用でも

構いません。

 

ステロイド外用薬をたくさん塗っているように感じるかもしれませんが、

週一回外用であれば、全身で1週間に10~7グラムしか塗っていないことになり、

しかもコントロールは良好ですので、非常に効率のいいことがわかると思います。

 

個人差がありますが、1回5グラム以下で全身に薄く塗っても良好なコントロールを

維持している人もいます。

 

このようにステロイド外用間隔を徐々に開けていき、2週間に1回あるいは4週間に

1回だけ、ステロイド外用薬を全身に5グラム塗るだけで良好にコントロールされている方も

おられます。

 

◎プロアクティブ治療中にも再発はあります

 

プロアクティブ治療で重要な事は、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏を毎日外用して

十分に良くなった後も、隔日外用し、再発がなければ週2回外用週1回外用と、

ゆっくり減らしていくことです。

 

もちろん、途中で再発(再増悪)は起こります。

その時はまたフィンガーチップユニットの使用量で十分に毎日外用します。

 

プロアクティブ治療中の再発はすぐにコントロールできますので、隔日外用、

週2回の外用にすぐに戻すことが可能です。

 

なお、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏を塗らない日でも、保湿薬の外用は

毎日継続します。』

 

と書かれています。

 

今ところ、日本皮膚科学会では、このプロアクティブ治療によるリスクを大きくは

考えてはないように感じます。

 

しかし、これまで、ステロイド剤やプロトピック軟膏の長期連用による弊害(副作用)を

経験したことのある方にとっては、皮膚の症状が落ち着いてもステロイド剤や

プロトピック軟膏を使い続けることに対して抵抗感を持つ方が多いです。

 

だって、落ち着いているのですから、塗布する必要性がありませんからね。

 

ということで、次回はプロアクティブ治療のメリットとデメリットは?という事で

お話しを続けたいと思います。

 

京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院では、

 

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