アトピー性皮膚炎は、まず角質層内の「水分保持」を行うことが基本の対策
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
この時期は本当に乾燥しますね。僕も今年は指のささくれがめっちゃできています。
これは、手の水分量が確実に減っているからかなぁと思います。
当院に来られる患者さんの皆様は「手荒れが…ちゃんと保湿はしてるんですけど…」と
仰ります。確かに保湿は絶対に必要です。でも、その前にお肌に潤いがなければ、
なんぼ保湿をしても乾燥は収まりません。なので、ここでも何回も触れていますが、
保湿をする前に「保水」を必ず行ってくださいね。
本日のテーマは「アトピー性皮膚炎は、まず角質層内の水分保持を行うことが基本の対策」です。
お肌の乾燥状態は、アトピー性皮膚炎の症状悪化や、場合によっては、アトピー性皮膚炎の発症に
関わるわけですが、逆に考えれば、お肌の乾燥状態を緩和させることで、アトピー性皮膚炎の症状を
改善したり、時には予防につながることもあります。
お薬をお使いのアトピー性皮膚炎の方は、お薬の基材として使われているワセリンなどの油分が、
皮膚の水分蒸散を抑えてくれる「スキンケア」の補助を行ってくれていますが、元々水分が少ない状態で
蒸散を抑える「カバー」を行っても、角質層内の水分が増えてくれるわけではありません。
ステロイド剤などのお薬は、お薬の成分(副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤など)によって、アレルギー的な
炎症から生じる痒みは抑えてくれますが、乾燥から生じる痒みについては効果を発揮できないため、
この「乾燥」が大きく関わるアトピー性皮膚炎の方は、「薬が効きづらい(アレルギー以外の痒みの原因を
抱えているため)」という状態に陥ることもあるわけです。
まず、アトピー性皮膚炎の方が考えなければならないのは、角質層内に水分を「与える」ことです。ローションや
ジェル系のアイテムで、まずはしっかりと「保水」(水分を与える)を行い、その上から与えた水分が蒸散しないように
「保湿」(油分でカバーする)を重ねることを基本のケアとして考えるようにしてください。
特に、お薬をお使いの方で、お薬を使いながら症状が悪化している、といったケースの場合、薬の影響ももちろん
考える必要はありますが、それ以上に、お薬で水分不足が解消できていないケースも考えた方が良いです。
実際、お薬を使う前に「保水」をしっかり行うようになってから、症状が安定した例は数多くあります。
お薬を使用することはアトピー性皮膚炎の原因を直接解消することはなく、対症療法に過ぎませんから、第一に
推奨したい方法ではありませんが、様々な状況が関係してお薬を使わざるを得ない方の場合には、「保水」を
併用するように心がけてくださいね。そして、お薬をお使いでないアトピー性皮膚炎の方も「保水」が十分に
できているかしっかりチェックして、適したアイテムで保水ケアを行うようにしてくださいね。
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