外部からの刺激から肌を守る…保護
おはようございます。さくら鍼灸整骨院の木藤です。
年が明けて「冬にしては暖かいなぁ」って思っていたのですが、
あっという間に寒くなりましたね。
この急な気温の変化になかなか体がついていかないですねぇ。
今日は「外部からの刺激から肌を守る」ということで「保護」についてです。
「保水」は角質層に水分を与える事、「保湿」は角質層に与えられた水分を
維持させることが目的となりますが、アトピー性皮膚炎の肌の問題は
「水分」だけでなく、特に掻き壊しが強い場合には「バリア機能の低下」という
問題を抱えています。
もちろん、このバリア機能が低下する出発点をみれば「角質層の水分量の低下」が
関係してくるわけですが、角質層の水分を意識したケアは、症状を回復傾向に
導くためには必須であっても、バリア機能の回復には一定時間が必要なため、
ダメージを受けた肌を外部の刺激から「守る」ための働きまでを十分に満たすことは
できません。
そのため、ダメージの度合いが強い肌は「保護」のスキンケアを考えていくことが
大切になります。
「保護」の基本は、ダメージを受けた肌の代わりに「外部の刺激から守る」ことです。
つまり、健常な肌の代わりの機能を果たせるようなケアが必要になります。
そのため「保護」は、他の「水分が必要な保水」「油分や水分蒸散を抑える成分が
必要な保湿」とは違い、一般的なスキンケアでイメージされる「化粧品」以外で
行うことも可能です。
アトピー性皮膚炎の炎症が強い場合、これはリバウンドなど薬物の長期使用による
後遺症がみられる場合も含みますが、外部の刺激から肌を守ることを行わないと、
常に、肌が刺激を受ける=刺激から守るために炎症反応が生じる、という悪循環を
生み出しやすくなります。いったん、悪循環の輪の中に入り込んでしまいますと、
悪化要因が複数絡み合っているため、いろいろな対策を行っても「片足は輪から
抜けたけど、もう片足がぬけなかった」という状況に陥りやすくなります。
ですので、アトピー性皮膚炎の状態が悪い場合には、「保護」のケアは、
「保水」「保湿」のケアと平行しながら、しっかり意識して行うことが大切になります。
なお「保湿」ケアが「保護」ケアにつながる場合がありますので、お肌の状態が
極端に悪くなければ、保湿ケアを強めに行うことで保護ケアが代用できることが
あります。
逆に、お肌の状態が極端に悪い場合、複数の「保護」ケアを同時に併用していくことが
必要になることもあります。
お肌の状態に合わせて適切なケアを選択するようにしてくださいね。
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