アトピー性皮膚炎の治療にステロイド剤は、本当に必要? その④
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
今日は本当に寒いですねぇ。
朝から雪みたいなミゾレみたいな雨みたいな、よぉわからんものが降っていましたね。
この感じでしたら、今晩は京都でも道路が凍るところが出てくるかもしれませんね。
帰るときには一体どうなっていることやら…。
インフルエンザが猛威をふるっていると聞きます。
まずは、普段の生活である、食事、睡眠など基本的なところを今一度見直して
ウィルスに負けない身体をつくってくださいね。
本日のテーマは「アトピー性皮膚炎の治療にステロイド剤は、本当に必要? その④」です。
では、前回の続きをいきますねぇ。
では、何が問題なのか?それは、ステロイド剤の「長期連用」によるダメージを、
過小評価している部分だと思います。
つまり、短期の薬物治療で治らず、長期連用に至る可能性がある1割の患者さんを、
ある意味「例外」としているところです。
短期使用で済む患者さんであれば、ステロイド剤の治療もプロトピック軟膏の治療も、
問題を抱えることはなく、生活の質を落とさずに過ごせることを加味しても、
「正しい治療」とも言えるでしょうね。
しかし、いったん長期連用に至れば、ステロイド剤やプロトピック軟膏など、免疫を抑制する
薬剤の連用が、皮膚の細胞叢を乱す、体内のIgEを増強する、などアトピー性皮膚炎の
悪化因子となりうる側面を持つことで、「慢性化」への道へと「誘導」することにもなりかねません。
さらに言えば、ステロイド剤やプロトピック軟膏など免疫を抑制する薬剤は、そもそも直接アトピー性皮膚炎を
「治癒」させるための働きはありません。
痒みとはアトピー性皮膚炎という「病氣」によって生じた「症状」であり、それらの薬剤が「治せる」のは、
「病氣」ではなく「症状」なのです。
風邪を引いた際に高熱が出て、解熱剤を飲むと、高熱は下げることはできますが、風邪のウィルスや
細菌そのものを解熱剤が「直接退治する」働きはないのと同じで、ステロイド剤などは、アトピー性皮膚炎により
生じた痒いという「症状」は治せても、アトピー性皮膚炎という「病氣」そのものを「直接治す」働きはないのです。
もちろん、解熱剤を飲むことで高熱がもたらす消耗などを防ぐことで、間接的に風邪に対応することがあるように、
痒みを抑えることで眠れるようになったり、掻き壊しを防ぐことで皮膚のバリア機能の低下を防ぐなど、
間接的にアトピー性皮膚炎という「病氣」にアプローチすることは可能です。
しかし「治癒」としてみるならば、ステロイド剤やプロトピック軟膏などの薬剤が持つ働きは、アトピー性皮膚炎を
治すことではなく(=風邪を治すことではなく)、痒みを抑えること(=熱を抑えること)となります。
ステロイド剤治療を行わない方が、「アトピー性皮膚炎の治癒率が高い」ことがわかります。
「ステロイド剤を使用せずに自然に治ったなら、アトピー性皮膚炎ではなかったのでは」
「ステロイド剤をつかっても、使わなくても、結果に大差がないならば、ステロイド剤を使った方がよく眠れたり、
途中で皮膚を掻き毟ったりすることが少ないので、むしろ使った方がよい」などの意見もあります。
このような意見の中では「ステロイド剤を使っても、使わなくても、結果に差がないならば、
ステロイド剤をつかった方がよく眠れたり、途中で皮膚を掻き毟ったりすることが少ないので、
むしろ使った方がよい」という部分に、今のアトピー性皮膚炎治療の課題が見え隠れしているように感じます。
アトピー性皮膚炎患者さんのもっとも大っきな悩みは言うまでもなく「痒み」です。
したがって当然ですが、診療を受けた際に訴えることは「痒みをなくすこと」になります。
そこで治療を行うお医者さんも、患者さんの訴えに最大限答える為、「痒みを抑える治療」を選択、
さらにそれが皮膚科学会で定める「標準治療」ならばなおさらでしょう。
トゥービーコンティニュード…
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