グリチルリチン酸が配合されたアイテムに注意
こんばんは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
ただいま、車検中なんですが、先日、正式な見積もりが出ましたと、
担当から電話がありました。
えーっと。車買えますよね?
と言ってやろうかと思いました(笑)
金額はご想像にお任せします。
なんぼ中古で買ったと言っても、はやり維持も中古ってわけには
いきませんね。
本日のテーマは「グリチルリチン酸が配合されたアイテムに注意」です。
~ステロイド剤は人工的な副腎皮質ホルモン~
アトピー性皮膚炎の治療で医師が処方するステロイド剤は、腎臓の上にある
副腎から産生されるホルモンを合成した薬剤です。副腎からは本来、主に
3つのホルモンが放出されています。一つがステロイド剤に使われている
「糖質コルチコイド」、これは主に糖類代謝に使われるホルモンです。
そして、もう一つが「鉱質コルチコイド」です。これは別名「塩類代謝ホルモン」と呼ばれ、
体内では塩類の代謝に使われています。
あと1つは性ホルモン(主に男性ホルモン)です。
~グリチルリチン酸にはステロイド剤と似た働きがあります~
「天然成分が多く低刺激」などとうたわれる、アトピー肌・乾燥肌用スキンケアアイテムの
多くに、グリチルリチン酸(甘草)という成分が配合されていることをご存じですか?
グリチルリチン酸は、副腎から産生される「鉱質コルチコイド」と類似した構造式を
持つ成分です。
したがって、糖質コルチコイド(ステロイド剤で使われているホルモン)と
鉱質コルチコイド(グリチルリチン酸と似たホルモン)は、両方とも免疫抑制による
抗炎症作用を持っています。
~グリチルリチン酸で離脱症状が起こることがあります~
鉱質コルチコイドは、糖質コルチコイドほど強い免疫抑制作用は持っていません。
それでも一定の炎症を抑える力はあります。そのため、免疫を抑制することで
生じるマイナス点が、ステロイド剤と同様に起きる可能性があります。
実際、グリチルリチン酸が配合されたスキンケアアイテムやシャンプー、
ボティーソープなどを長期間使用して中断した場合、ステロイド剤の長期連用で
生じるような離脱症状(リバウンド)が現れることがあります。
もちろん、そのリスクはステロイド剤ほど高くはありません。本来、グリチルリチン酸は
高分子のため、健常な皮膚には吸収されにくく、効果ももたらさない代わりに
副作用もありません。
しかし、アトピー性皮膚炎で皮膚に掻き傷などがある場合には、グリチルリチン酸入りの
スキンケアアイテムなど使用すると、低下したバリア機能を通ってしまうことで、痒みや
炎症が緩和されるといった効果が得られます。その代わりに、免役を抑制することで
生じる副作用の影響も受けやすくなります。使用しているアイテムに、グリチルリチン酸が
配合されていないかは、一度、確認を行い、注意するようにしてくださいね。
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