アトピー改善に役立つ 睡眠の話 その3
こんばんは。さくら鍼灸整骨院の木藤です。
今日は一日ずっと雨降りです。久しぶりに一日中降ってます。
近所の川が氾濫せんかったらいいんですけどねぇ。
今日も「アトピー改善に役立つ睡眠」のお話です。
睡眠には「浅い眠り」と「深い眠り」があるのはご存知だとは思います。
でも、その違いって知ってますか?
浅い眠りは体を休めて、深い眠りは脳を休めています。
では、少しずつ紐解いていきますね。
睡眠にはリズムがありまして、浅い眠りと深い眠りが交互に現れます。
哺乳類の睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類があり、
浅い眠りをレム睡眠、深い眠りをノンレム睡眠と呼びます。
レム睡眠の時は、眠っていても瞼の内側で眼球が動いていて
(急速眼球運動)、この時に夢を見ます。
レム睡眠時は、起きている時によりもほんの少し脳の機能が
低下した状態なので、わずかな刺激でも目が覚めてしまうレベルですが、
外部からの情報が脳に届かない仕組みが働いているので目が覚めてしまう
ことはありません。
例えば音に関して、レム睡眠時には鼓膜がいくら振動しても、
それを糸電話のように脳に伝える耳小骨がたるんでいるため、
その振動が脳に伝わらないようになっています。
レム睡眠では目の動きが活発ですが、全身の筋肉は非常に緩んでいて
体から力が抜けています。脳は働いていますが、体は休んでいる
状態ということです。
一方、スヤスヤと深い呼吸で寝息を立てている状態がノンレム睡眠です。
ノンレム睡眠時には大脳がほぼ完全に休止していて、ほとんど夢をみることは
ありません。人はノンレム睡眠によって主に脳を休ませているのです。
深いノンレム睡眠時には、体温を下げて脳を休ませるために寝汗をかきます。
瞳孔は開いているため、深いノンレム睡眠時に急に起こされるとまぶしくて
眼を開けていられないのです。
また成長ホルモンが分泌されるのもノンレム睡眠時です。
睡眠時には、まず浅いノンレム睡眠から次第に深いノンレム睡眠となり、
深い睡眠がしばらく続いた後に浅いノンレム睡眠に戻り、最初のレム睡眠へと
移行します。その後はノンレム睡眠とレム睡眠を周期的に繰り返しますが、
健康な人の睡眠では、一晩にノンレム睡眠が80%、レム睡眠が20%の
割合で出現します。
レム睡眠はもともと体を休めるための睡眠で、脳を休ませる機能ではありません。
下等な生物の睡眠ほど筋肉を休ませるだけのレム睡眠に近いものです。
ノンレム睡眠は大脳が発達した高等動物特有の睡眠で、脳を積極的に休ませる
必要性から備わったものです。
体が休むとレム睡眠時には脳が働いていて、脳を休めるノンレム睡眠時には
筋肉を完全に休めることはありません。この仕組みは、哺乳類の進化の過程で、
睡眠中の無防備な時間をなるべく減らし、外敵に襲われずにしっかり休息を
とるために備わったのではないかと考えられます。
うにゃうにゃと書きましたが、ちゃんと役割分担が出来るいるってことです。
3回にわたって睡眠について書きましたが、一言でいえば、「誰が言ったか」ってよりは
自分に合っている睡眠を見つけてそれを実行していくってことの方が大切かもしれませんね。
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