細菌叢(フローラ)の乱れ
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
東京でシータヒーリング®のセミナー参加のため
今日、明日と臨時休診のさせていただきます。
19日の月曜日から通常となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
本日のテーマは「細菌叢(フローラ)の乱れ」です。
皮膚は、腸内と同じで、ヒトに無害で多様な細菌(常在菌)がフローラ(細菌叢)を
形成することで、病原性を持った細菌の繁殖を防いでくれています。
最新のアトピー性皮膚炎に関する研究においては、この細菌叢のとの関係が
大きく注目されています。
皮膚の健全な常在菌(腸内で言えば、善玉菌)が少なくなっちゃいますと、
黄色ブドウ球菌やボービス菌(腸内で言えば、悪玉菌)など「悪い皮膚菌」が
増えていきます。
これらの「悪い皮膚菌」が出す毒素(排泄物)は、体内のIgEを増やすことが
研究により確認されています。
「IgEが増えることはアレルギー的な反応が強くなる」
ということを意味しており、アトピー性皮膚炎の発症、悪化の主要因と
なっています。
昔からのアトピー(成長と共に自然に治ると言われていたアトピー)は、
主にアレルギー的な要因が元でアトピー性皮膚炎の発症につながっていたのですが、
最近増加しているアトピー性皮膚炎(特に成人)は、この皮膚の細菌叢が乱れることで
発症することがわかってきています。
昔のアトピー性皮膚炎も今のアトピー性皮膚炎も、症状の原因には「アレルギー」が
関与しているのはしていますが、発症の原因は異なる、ということなんですね。
細菌叢を乱す原因は、エアコン下での生活(皮膚を乾燥させる)や化学物質、
睡眠不足、食生活の変化、運動不足、ストレスなど、每日の生活習慣の積み重ねが
深く関わることがわかっています。
このように、健全な皮膚を維持するためには、
「皮脂膜」
「細菌叢」
が重要なポイントとなります。
ただし、この夏の肌疲労には、これらのポイントに悪影響を与え、秋以降の
肌の状態を悪化させる要因にもなっています。
猛暑によって、エアコン下での生活が欠かせない状況では、皮膚の細菌叢は
少しずつ乱れてしまい、同時に、エアコンの効いた室内での生活は汗もかきづらい
環境になりますので、皮脂膜も十分に形成されづらい環境となってしまいます。
また、熱帯夜による睡眠不足、また外に出ると暑いことで、運動する機会も
遠ざかります。
食生活は、あっさりとしたものが中心となってしまい、バランスの偏りが
皮脂の分泌を低下させることもあります。
このように猛暑によりお肌の守る機能が低下することが継続することで、
お肌は疲労した状態になってしまいます。
とはいえ、ヒトの身体は恒常性(ホメオスタシス)の機能を保っていますので、
ある程度の異常な状態を耐えることができます。
コップをヒトの耐性、そしてコップに注ぐ水を異常状態と考えるとわかりやすいです。
コップが溢れるまでは、注がれる水(異常状態)を溜めることができますが、コップが
満たされてしまえば、水は注がれる分、全部が溢れてしまいます(一氣に悪化します)。
夏の猛暑で肌疲労の状況にある方は、コップが満たされつつある状況になっていると
思ってください。
今も溢れんばかりのコップは、ちょっとした悪化要因が加わるだけで、一氣に溢れて
しまいます。
秋は、過ごしやすい時期ではありますが、角質層の水分保持を低下させる強い要因である
「乾燥」が始まる時期でもあります。
夏場に「元氣に過ごせた」方は、コップも空の状態になっていますので、そうした悪化要因も
溜めて耐えることができます。
しかし、夏場に肌疲労を作ってしまっていた方は、一氣に症状が「溢れ出す」可能性があります。
それが、皮膚の炎症、赤みなどでお肌に現れるわけですね。
では、次回は夏場に作ってしまった「肌疲労」をどうのように改善していけば
良いのかってお話です。
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