呼吸で強化させる体幹の可動力
こんにちは。京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院 木藤です。
お久しぶりです。別にブログをサボっていたわけではありませんよ。
言い訳しますと、普段ブログを書いているのがノートなんですね。
で、そいつで更新しようとしていたのですが、画像を読み込んだり挿入したりが
余りにも遅いので、色々と試行錯誤をしていました。
で、結局二進も三進もいかんので、奥の部屋にあるデスクトップからの
更新ってことになりました。
ちなみに「二進も三進も」で「にっちもさっちも」です。漢字ってあったんですね(笑)
本日のテーマは「呼吸で強化させる体幹の可動力」です。
体幹を強化させるものとして、「呼吸」があります。呼吸は、自分の意志でコントロールできる
ものでもあり、また、呼吸を司る呼吸筋という筋肉は、体幹に集中しているため、呼吸筋を
しっかり使って呼吸をすることで、体幹が強化されます。
その結果、体幹の可動力が上がり、生活の質や運動能力の向上などにも繋がります。
~呼吸を司る筋肉「呼吸筋」~
呼吸は、肺自体が行うものだと思われている方が多いと思います。
実は、肺は自ら膨らむこと(吸気)も、縮むこと(呼気)もできません。肺の周辺にある「呼吸筋」と
呼ばれる数多くの筋肉によって肺に空気が流入する仕組みになっています。呼吸筋は、吐くときに
収縮する「呼息筋」と、息を吸うときに収縮する「吸息筋」の2種類に分けることができます。
代表的な呼吸筋は、肺の下にあって胸部と腹部を分けている横隔膜と、肺を取り囲み肋骨の1本1本を
繋いでる肋間筋(外肋間筋・内肋間筋)などです。
~呼吸筋の主役「横隔膜」~
呼吸筋の中で最も重要な役割を果たしているのが「横隔膜」です。肺のちょうど下に存在する
インナーマッスルで、胸部と腹部を分ける薄いドーム状をしています。息を吸うときの主要な筋肉で、
この横隔膜をしっかり使うことで腹圧を高めて体幹を強化できます。
ご自身の呼吸を意識してみてください。胸部と腹部に手を当てて、大きく息を吸い込みます。
このとき、胸部と腹部のどちらが大きく膨らみましたか?
もし胸部の方が膨らんだ、あるいは胸部と腹部が同じ位の動きだとすれば、横隔膜があまり
使われていないことになります。
横隔膜をしっかり使って息を吸うと、はじめに腹部が膨らみ、続いて胸部が膨らみます。横隔膜を
使うと、横隔膜が平らになるようにした下に下がる為、肋骨の広がりはわずかですが、肺は横にだけで
なく下に大きく広がり、換気量も増えます。
横隔膜が下がることによって腹圧の内圧が上がる為、身体の内側から土台ができ体幹が強化されます。
日頃から、横隔膜をしっかり動かす腹式呼吸を意識するといいですよ。
また、通常、安静時に息を吸う時、横隔膜が主導で動き、外肋間筋という呼吸筋がその働きを
フォローしますが、効率よく身体に酸素を取り入れる為には、外肋間筋に頼り過ぎず、横隔膜を
フルに使うことが重要となります。
~呼吸筋アップで運動能力向上~
呼吸筋をしっかり使って呼吸すると、呼吸機能が高まり、エネルギーが生み出され、身体を動かす
大きなパワーをつくることができるようになっていきます。では、呼吸機能が高まると身体は
どのようにパワーアップするのでしょうか。
~心臓の機能向上~
運動などで呼吸の回数が増えると、心臓の機能向上をもたらしてくれます。運動をすると筋肉が
酸素を必要とするため、呼吸が玄関口となって体内に多くの酸素を供給します。体内に供給された
酸素は、肺まで運ばれた後、血液によって心臓に運ばれます。
すると、心臓に血液が集中するため心拍出量(心臓が1回ドクッと拍動した時に左心室から全身に
送り出される血液量)が増大します。
その結果、酸素や栄養素が血液に乗って全身を巡ることになり、身体を動かす多くのエネルギーを
作りだすことができます。
ハードな運動をするスポーツ選手は、一般の人よりも呼吸機能が高まる為、心臓が大きくなり、
持久的な力や身体を大きく動かす力を生み出せるようになります。
また、心拍出量の増大は、安静時心拍数の低下をもたらします。その結果、運動をしても、心拍数の
急激な上昇を抑えることができ、持久力にある疲れにくい身体になります。
~毛細血管・ミトコンドリアの増加~
呼吸機能を高め、心臓の働きを強化していくと、毛細血管やミトコンドリアの増加につながります。
呼吸によって体内に取り込まれた大量の酸素を体の隅々まで運ぶため、全身の毛細血管が増えていくと
いわれています。これを血管新生と呼びますが、既存の血管から枝分かれするように新たな血管が
形成されるのです。
呼吸数の増加により、身体の隅々まで毛細血管のネットワークが広がり、より多くの酸素や栄養素を
元に、効率よく身体を動かすためのエネルギーをつくれるようになっていきます。
また、細胞にあるミトコンドリアの数も増加するといわれています。ミトコンドリアは、呼吸によって
体内に取り込まれた酸素などを使ってエネルギーを作りだす器官なので、ミトコンドリアの数が
増えれば、それだけ多くのエネルギーを作りだせるようになります。
つまり、これまで以上に長時間の運動をできる身体になり、より強度の高いトレーニングも行えるように
なっていきますよ。
京都市伏見区のさくら鍼灸整骨院では、
「体の軸」「体幹」「安定力」「可動域」「柔軟力」が受けたその場で変わる!
驚異の身体能力向上メソッド『アクシスメソッド』
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