冬のスキンケア【お風呂注意点編】

こんにちは。
さくら鍼灸整骨院・整体院・心癒庵・KADIN CHE LA〜beauty & health〜代表の木藤です。

あっという間に11月も後半ですねぇ。
昨日の夜に外で息を「はぁ～」ってすると白かったです。
秋ももう終わって冬支度ですねぇ。

ちょいちょいと体調を崩されている方もおられますので、皆様も氣をつけてくださいね。

さて、前回はアトピー性皮膚炎で悩まれている方はお風呂の入り方の実践編でした。
前回のメルマガはこちらから読んでいただけます⇒冬のスキンケア【お風呂実践編】

ではでは前回の続きです。
あっ、長いなぁって思いました？（笑）
もうちょっとだけシリーズで続けさせていただきますね。

お風呂の温度は冬になれば少しずつ高くなる傾向があり、余り温度が高いと皮膚にとってストレスになってアトピー性皮膚炎の方には乾燥などの逆効果にもなりかねません、というお話でした。

では、今回はその温度設定をする時の注意点です。

最近の浴槽は全自動の浴槽も増えてきています。
文明の利器バンザイ！です。

ですが、お風呂のお湯は時間が経てば当然「冷めて」いくので、それを見越してか、温度設定が少し高い目になっているコトが多いです。
「今日は寒いから、お風呂のお湯も冷めやすいし、40度くらいでも大丈夫かな、と思っていざ測ってみると41度を超えていた」というのはあるあるのお話です。

いまお話をさせていただいたように、わずか1度ちょっとの温度差かもしれませんが体温で考えますと1度ちょっと上がると、前回のメルマガでもお伝えさせていただきましたが、血の巡りが悪くなったり皮膚が乾燥しやすくなったりと、皮膚に影響を与える場合が多いです。

冬の外氣温が低く、お湯の温度が冷めやすい、という条件を加味したとしても、「冷えの解消」を目的とした観点で見た上では「アトピー性皮膚炎の方が行うお風呂の入り方」の温度としては、40度以内にしておく（できれば39度台）のが大切になります。

そのためには、39度くらいでも十分に温まることができるように、お湯の質を改善しておいたり、入浴剤などで入浴効果を高めておくこともポイントとなります。

アトピー性皮膚炎の方の場合、水道水のお湯では、悪くなった血の巡りや、低下した代謝機能を十分に高める事は難しくなり、かえって皮膚の乾燥まで引き起こしてしまうこともありますので、注意が必要となります。

血液は、心臓を出て身体を一巡りして心臓に戻るまで、約5分かかります。
血の巡りを良くして身体の隅々まで体温よりわずかに高い熱を運ぶためには、4巡以上は必要となりますので、お風呂の時間は20分以上を意識するといいです。

ただし、お風呂に入りすぎますと「体力を失う」ことにも繋がりますので、少しずつ慣らしていくのがベストです。

血の巡りを良くするプラス点数、体力を失うマイナス点の境目は、年齢やその時の体調、生活環境（仕事などでの疲れ具合、寝不足など）により人それぞれです。
ですので、自分にあった無理のないお風呂の時間を設定してくださいね。

なお最初の目安としては、

乳幼児：10分前後
小児：10～20分くらい
成人：20分以上

となりますが、その時々の体調などを見ながら調整をしてください。

また、「毎日、必ず決められた時間」を義務化する必要はありません。
先程も書きましたが、人間とはその日によって体調が違いますので、体調が悪い時は「悪い日なりのお風呂」でかまいません。
自分の体調に合わせた「無理のないお風呂」を行うようにしてくださいね。

そして、もう一つ考えていただきたいのが「お風呂の回数」です。
ぬるい温度でのお風呂は、身体の血の巡りは良くなり、冷えの状態は一時期的にでも解消の傾向に向かいます。
ですが、その後再び冷えの状況に向かっていくのですが、冷えの状態を少しでも減らすために、1日に何回かお風呂に入るようにしたいところです。

毎日夜一回のお風呂の方は、お風呂に入ったあと24時間、冷えの状態を改善するケアができていないことになります。
毎日朝晩一回ずつお風呂に入る方は、その時間は12時間に減ります。
一日等間隔で三回お風呂に入れば、冷えの状態は更に8時間に減ります。

仕事や学校など、普段の生活との兼ね合いで、あまり多くの回数お風呂に入れない方の方が圧倒的に多いのですが、できる範囲で「冷えの解消」「アトピー性皮膚炎の解消」という目標を持ってお風呂に入っていただければ、毎朝合計二回のお風呂を心がけたいところです。

一日一回と一日二回では、身体に与える「効果」の差は二倍だけでなく、もっと大きくなります。
そして、その入浴を毎日反復継続をすることで、日にちが経てば経つほど、その差は加速度的に大きくなっていきます。

無理のない形で続けるコトが何よりも大切になります。
しかし、お風呂の回数の差が効果に直結してきますので、そのことも頭のどこかには置いておいていただけるといいかと思います。

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