小さいころに「ちゃんと背筋を伸ばしなさい」、「背中を丸くしていたら物差しを入れますよ」などと言われたことありませんか?
どうして姿勢が悪くなるのでしょうか?
姿勢が悪くなる原因は内臓と骨盤の歪みです。
- 座るときに足を組むクセがある
- バッグを左右決まった肩にばかりかけている
- 膝をつけて足を広げて座るクセがある
- うつ伏せで寝ることがある
- 左右どちらかにだけ体重をかけて立ってしまうクセがある
- 長時間パソコンの前に座っていることが多い
日常生活で上記のようなクセや習慣がある方、要注意です。これらはどれも姿勢が悪くなる原因といわれています。
骨盤とは、体の中心にあり、上半身を支える役割と足からくる衝撃を受け止めます。
お家でいう基礎の部分にあたります。基礎が歪むと建物自体も歪むのと同じで、体も骨盤が歪むと他のところも歪みます。日常生活で常に体を支えているのが骨盤です。
では、歪みの原因ですが、歪みは日常生活での立ち方、座り方、体を使うときのクセが原因になります。
一例をあげますと、特に女性に多い事なのですが、「横座り」では股関節や骨盤が捻じれてしまいます。
その股関節や骨盤が捻じれると体のバランスが悪くなり、そのバランスをとるためにまた違う捻じれを作りバランスをとります。
特に女性の骨盤は、妊娠・出産という大切な仕事をするために男性よりも柔軟にできていて歪みやすいです。
また、足を組むのも、「同じ足ばかりでは歪むから、たまには反対の足で組むと歪みが良くなるよ」と言われたり聞いたりしませんか?
これも間違いで、反対に組めば歪みが相殺されるのではなく、違う歪みが出てきてしまいます。
よってドンドン歪みがきつくなっていきます。
要は一つの歪みができると、その歪みを正すのではなく、他の部位で違う歪みを作り最初にできた歪みを補います。イメージとしてタオルを絞ったような歪みになります。
次にもう一つの歪みの原因である内臓ですが「消化」「吸収」「解毒」「排泄」など24時間休む間もなく何かしら働き続けています。
そして、日常生活の中で生じる体のだるさや疲れの原因となる「疲労物質」の処理も内臓で全て行われています。
普段から食べ過ぎや飲み過ぎ、サプリメントや薬の乱用などで内臓には大きな負担をかけてしまっています。
そうなると、さすがの内臓も疲れ果ててしまい、歪んだり、本来の機能が低下します。
そうすると、体の機能を維持するために内臓の機能が低下していくのに歯止めをかけるために、筋肉や骨格を歪めて内臓を守ろうとします。
どこかが痛いときには、痛くない姿勢を取ろうとしますよね。その痛くない姿勢というのが後々の歪みの原因になります。
体が自らを守ろうとする防御する反応で体が歪む訳ですね。