なぜ安定して排卵が起こらないのか?
女性にとって妊娠・出産とは本当に命がけの大仕事です。病院で検査しても異常がないのに妊娠しないケースは年々増加しています。それはなぜでしょうか。理由は、妊娠・出産という大仕事に耐えられるだけの体力がない場合や体内の状態が悪いからです。
妊娠しない、せっかく妊娠しても流産してしまうのは、あなたの体の防御反応です。
このまま妊娠させてしまうとあなたの体を危険にさらしてしまう可能性があるので、脳の指令により体が妊娠しないようにします。
これは、あなたの命を最優先に守ろうとしてくれているからなのです。
出産とは命懸けなので、体が健康じゃないと排卵が起きにくくなります。お母さんの体が健康でなければ受精して着床したとしても妊娠を維持する事を脳が拒絶します。体を守ろうとするのです。
例えば、女性アスリートは無排卵(無月経)になりやすいです。特に一流のアスリートになればなるほど多い傾向があります。アスリートは体力がありそうで丈夫そうですが、日々の過酷な練習で疲労が蓄積しているので脳が、「いまの体の状態では妊娠・出産に耐えられない」と判断します。そうすると妊娠する事を脳が望まない為、排卵は起こりにくくなるのです。
”妊娠して子孫を残す”ということは、人間(女性)が本来持っているとても強い能力です。妊娠しないということは、あなたの体が本来持っている機能をちゃんと発揮できていないだけなのです。